第28回GST評議会@2018年7月21日 ~その2

こんにちは、ガネーシャ父さんです。

 

前回に続き、GSTについて。

GST評議会のプレスリリースを読んでいて、おっ!と思った項目がありました。

 

"11. Registered persons may issue consolidated credit/debit notes in respect of multiple invoices issued in a Financial Year.″

複数のインボイスに対して、まとめた(consolidated) デビット/クレジットノートを発行できる

 

現在は、デビット/クレジットノートは対象のインボイス毎にそれぞれ1枚づつ発行しなければなりません。

例えば製造業でよくある鋼材等の価格変動による価格遡及修正があった場合、対象期間に発行したインボイスそれぞれについて、それぞれのデビット/クレジットノートを発行する必要があり、膨大な量のデビット/クレジットノートとなります。

 

対象期間にもともと100枚のインボイスを発行していた場合、100枚のデビット/クレジットノートを発行するわけです。

これは作成する側はもちろんのこと、受け取る側でも結構大変で、内容の確認やサイン、紙の保管に相当なコストがかかっている会社は少なくないのではないでしょうか。

インドで仕事をしていてよく感じるのが、とにかく紙の量が多い!サインの量が多い!ということです。

 

これが、今回のGST評議会のプレスリリースによれば、複数のインボイス(例えば100枚)に対してまとめて1枚のデビット/クレジットノートで済むことになり、事務負担がかなり軽減されるのではないかと思われます。

 

なお、この改正については今後の国会で審議されるということですので、スムーズに法改正が進むことを期待します。