運転免許証の取り方、教えます~その5

こんにちは、ガネーシャ父さんです。

 

インドの運転免許証について、今回が最終回です。

Leaner's Licenceを取得してから30日後、SMSが届きました。

”Learner's Licenceの取得から30日が経ったので、あなたはDriving Licenceの申し込みができます”

早速、申し込みします。

申し込み方法はLearner's Licenceと同じく、下記ウェブサイトからのオンライン申し込みです。

https://parivahan.gov.in/sarathiservice10/stateSelection.do

トップページのSelect State NameでHaryanaを選択。

 

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画面左のメニューでApply Online→New Driving Licenceを選択。

 

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Continueをクリック。

 

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Learner's Licence番号と誕生日を入力してOKをクリック。

 

住所氏名等、Learner's Licence申し込み時に入力した内容がそのまま記録されているので、申し込みは簡単です。

申し込みを完了し、Acknowledgementと申込書(Form4-Form of application for licensing to drive a motor)を印刷します。

次は手数料の支払い。Learner's Licenceの時と同じ要領です。1,030ルピーでした。

eReceiptを印刷します。

Learner’s Licenceの時と異なり、テストの予約はできませんでした。上記で印刷した書類と、Learner's LicenceパスポートビザResidential Permit(FRO)Adhaar Card、をもって、RTO(免許センター)に行きます。

 

当日は朝9時前にRTO行きました。前回と同じく、まずは書類をチェックしてもらい黄色いファイルにいれてもらいます(10ルピー支払い)。次のカウンターでは、番号札をもらいます。番号札をもって次のカウンターで書類提出です(番号順は特に守らていないようでした)。手数料250ルピーを支払い、領収書をもらいます。これで申し込み完了。いよいよ運転実技試験に向かいます。

試験場は、RTO向かいの駐車場の隣にあります。

日本と大きく異なるのが、試験は自分の車で受けるということです。ですので、RTOまで車で来る必要があります。車無しでは、試験を受けられません。

 

試験場前には既に車が行列を作っています。

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コース図 

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  コースは右下のH字(バックのテスト)から始まり左上のヘアピンカーブ、右上の8の字(非常に小さい)を通って終わりです。

コースは短いですが、とにかく道が狭いです。なので、大きい車だと結構難しいと思います。

なお、コースといっても舗装された道ではなく、このようなガタガタ道です。

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突然穴が開いていたりもするので、実際のインドの公道に近い、非常にリアルなコースです。

信号、一時停止、駐車のテストはありません。いかに狭い道で車を操れるかを問うテストです。

といっても、日本で普段車を運転していた人であれば問題ないと思います。

 

この日の受験者は30人くらいいました。しばらく待って、結局試験が始まったのは12時頃。

試験官によるコースの説明の後、順番に試験開始です。

他の人たちを見ていると、最初のH字が鬼門です。バックで曲がり切れずにコーンにぶつかり、失格となる人続出。

自分の番が来て、試験官に書類を提出します。外国人ということで、ここで少しもめましたが、何とかなりました。

試験開始。

まずは、H字の左下から左上に向かってまっすぐ直進、右下に向かってバック、右上に向かって直進、左下に向かってバック。難なく通過。

道の穴ぼこに注意しながら進んで、ヘアピンカーブを通り、最後の8の字。8の字は本当に小さくて、曲がり切れずに一旦バックで調整し、通過。

 

結果は、、、、、、無事合格です。

試験官のところに戻り、合格通知?の紙切れをもらいます。約1週間で免許証が自宅に郵送されるとのこと。

 

約1週間後のある日、自宅に戻るとドアの下に郵便物が差し込んで有りました。

開けて見ると、

 

 

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運転免許証です。

 

ICチップも入っていて、なんだか格好良いです。

裏は顔写真、名前、住所、血液型、免許の種類等が記載されています。

有効期限は50歳の誕生日前日まで!

少なくとも今回の駐在中は更新しなくとも良さそうです。

免許の種類は、申し込み通りで、自動車(LMV)とバイク(MCWG)。

バイクの実技試験は受けていませんが、どうやら自動車が運転できればバイクも運転できるというのがインド一般の考え方のようです。

 

ということで、5回にわたって連載しました、インドの運転免許証の取り方でした。